現在の本社ビル「DAY1」はワシントン州シアトルにある

ニューヨークでは今、アマゾンへの風当たりが強まっている。11月13日、同社は50億ドルを投じ、第2本社をニューヨーク市クイーンズ区ロングアイランドシティ(LIC)とバージニア州北部アーリントンのナショナルランディング地区に建設することを決定した。

物議を醸しているのは、その条件だ。アマゾンは平均年収15万ドルの雇用を5万人以上生み出すのと引き換えに、ニューヨーク州から約15.2億ドルの税額控除・補助金、バージニア州から5.7億ドルのインセンティブを受け取ると報じられたのだ。翌日には早くもLICで、反対派のデモが開かれた。地元政治家からも反発が起こっている。

建設が格差拡大を助長?

第2本社の2つの建設予定地は、いずれも東海岸。特にLICは急速にジェントリフィケーション(再開発による高級化)が進められている地域だ。