データによる選別で、最も身近でかつ巨大な生態系をすでに築いている業界がある。

その一つがインターネット上のフリーマーケット(フリマ)やオークションだ。小売店ではなく個人からモノを買う場合、商品の品質に問題はないか、指定どおりに発送してくれるかなどの不安はつきものだ。そこで信頼性の参考指標として、各社はユーザー同士がつけ合う評価を表示している。

月間利用者数1000万人以上を抱える国内最大のフリマアプリ「メルカリ」。同サービスは、売買取引の流れの中に売り手・買い手の相互評価を“必須項目”として組み込んでいる。商品が売れ、買い手が代金を払うと、その情報だけが売り手に伝わり、おカネは一度事務局にプールされる。その後、売り手は商品を発送。買い手は届いた商品を確認し、アプリ上で売り手に対する評価をつける。売り手も買い手を評価し、取引完了となる。ここで初めて、事務局で止まっていた商品代金が売り手のアカウントに反映される。

メルカリでつけられる評価は「良い」「普通」「悪い」の3段階。評価理由のコメントも任意で入れられる。各アカウントの個別ページには総合評価(5段階の星マーク)が表示され、その横にある数字部分を押すと取引相手につけられた3段階評価やコメントを一覧できる。なお、5段階評価については「算出方法の詳細を公開していない」(メルカリ)という。

判断の役に立つ反面 “悩みの種”にも

アクセスランキング バックナンバー一覧 TOP