(Rostislav Sedlacek / PIXTA)

この4月に『AI時代の新・ベーシックインカム論』(光文社新書)を上梓した駒澤大学准教授の井上智洋氏のもとには、自民党の小泉進次郎衆議院議員から霞が関の官僚、共産党機関紙・しんぶん赤旗の記者までさまざまな人々が話を聞きに来る。

「AI(人工知能)時代はかつてない格差社会になる。ユヴァル・ノア・ハラリ氏が予言するように」(井上氏)

ハラリ氏は近著で「富と権力は全能のアルゴリズムを所有する、ほんのわずかなエリート層の手に集中して、空前の社会的・政治的不平等を生み出すかもしれない」と近未来の実相を予見する。違う角度から見れば、その他大勢の「無用者階級」(ハラリ氏)が路頭に迷うということだ。「無用者」はどうやって稼ぎ、生き抜くのか。

「誰もが生きていくための制度として、ベーシックインカム(BI)の導入を考えなければならない時期に来ている」(井上氏)

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