(プラナ / PIXTA)

生命保険をめぐるトラブルは誰に相談すべきなのか。

まず思いつくのは弁護士だろう。トラブル集に登場する被害者のうち、佐藤さん(→関連記事へ)は地元の福井県の弁護士に相談。法律の専門家とともに資料を整え、かんぽ生命と渡り合った。

ただ、生保をめぐるトラブルで加入者の側に立って弁護してくれる弁護士を探すのは容易ではない。どうしてなのか。保険実務に詳しい弁護士によれば、「生保トラブルは『言った』『言わない』になりがちで、最後は文書がモノを言う。契約書にサインしている以上、後から不満を申し立てても契約者の勝ち目は乏しい。訴訟になれば時間もおカネもかかるうえ、敗訴して契約者に不満だけが残るのは目に見えている」から、受任に二の足を踏むという。

「生保会社に一泡吹かせて溜飲を下げたいだけなら」と、この弁護士は奥の手を明かす。「生保会社の監督官庁である金融庁の保険課に文書でクレームを申し出ることだ。申し出があれば、それ以後、保険会社は状況を金融庁に定期的に報告しなくてはならなくなる。それは大変な手間だから、保険会社は契約者にすぐわびを入れてくるだろう。ただし良識を持って、この方法の濫用は避けるべきだ」(前出の弁護士)。

おカネのかからない解決方法がある