イラスト:河南好美

筆者は「ムダな保険」という言葉になかなかなじめない。約15年の保険営業マン時代、さまざまな保険がお客様の役に立つ場面を見てきたからだ。それでも「生命保険加入は極力控えたい」と考える。なぜならおカネの流れが不透明だからだ。代理店手数料など契約に要するコストが不明だし、商品ごとの給付実績や給付見込みなど、客観的に商品価値を判断できる情報が提示されていない。

複数の保険数理の専門家によると、売れ筋の医療保険で保険料の30%くらいが保険会社の経費に回るという。10万円かけて7万円を用意するような費用構造だ。

大手生保の定期保険には死亡保険金支払い原資は保険料の20%強だろうと推計できる商品もある。仮に剰余金の全額が配当金になっても、保険料の数十%が経費に消えた後の全額配当かもしれないという疑問が残る。

貯蓄性保険はまず除外 金額の大きさで判断