2005年1月にオリックスは大京への支援決定を発表した(写真は当時の記者会見)(撮影:大隅智洋)

オリックスは10月26日、7割弱の議決権を保有する上場子会社のマンション大手・大京に対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買い付け期間は12月10日までを予定する。価格は発表前日の終値に3割弱を上乗せした1株当たり2970円で、総投資額は約770億円となる。

オリックスは2005年、保有不動産に多額の含み損を抱えて産業再生機構(当時)の支援下にあった大京の経営再建に乗り出し、持ち分会社化。その後も優先株を引き受け、14年には優先株を普通株に転換し、連結子会社化した。

だが、オリックスにとって大京はあくまで再生案件に対する「純投資」であり、売却による出口戦略がつねに取りざたされていた。