2020年までのプラ製ストロー廃止を決めたスターバックス(撮影:今井康一)

外食

ストロー、レジ袋、包装容器など使い捨てプラスチックへの視線が厳しくなる中、大手を中心に企業は脱プラスチックへの対応を迫られている。先鞭をつけたのは、外食大手によるプラスチック製ストロー廃止の動きだ。

今年6月、米マクドナルドが、英国とアイルランドの全1361店で、2019年までに紙製ストローに完全に切り替えることを発表した。7月には、米スターバックスコーヒーも20年までに全世界でプラ製ストローを廃止すると表明している。冷たい飲料用のふたを提供するとともに、ストローが必要なフラペチーノなどの商品には紙や堆肥化可能な素材でできたストローを添える。

こうした動きに日本企業も続いている。国内の外食大手で真っ先に動いたのが、すかいらーくホールディングス。同社は8月に、プラ製ストローを順次廃止すると発表した。現在、東京都内のガスト13店で、ドリンクバーでのストローの常備を試験的にやめている。当初は「どうしてないのか」といった声も寄せられたが、環境配慮の趣旨を説明したポスターを張るなど対応をし、客側の理解も進んだという。12月には1370店のガスト全店で常備廃止に踏み切り、20年までに全業態でもプラ製ストローの常備をやめる。

ガストはプラ製ストローの常備廃止をポスターで周知

幼児や障害のある人などストローを必要とする客には、植物由来の原料で自然に分解する生分解性プラ製のストローを提供する。「これまでガストでは年間6000万本のストローを消費しており、常備廃止によりこれが数分の1になる」と和田千弘(ゆきひろ)常務は見ている。