あおい・ひろし●1961年生まれ。慶応義塾大学文学部卒。仏・米国への留学後、86年に丸井入社。91年に取締役就任。2005年から現職。祖父は創業者の青井忠治。(撮影:梅谷秀司)

利益目的の参入ではない 若年層にも資産形成を

丸井グループは祖業が家具の月賦販売で、そこから今のクレジットカードビジネスに発展した。信用が低いとされる若年層にもサービスを提供してきたところに、当社の存在意義がある。これはカードだけに限定されるものではなく、ほかの金融サービスでも応用できるのではないか。その研究で出てきた答えが、特定の富裕層向けに偏っている投資信託のような資産形成サービスへの参入だった。

具体的には積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」の対象となる投資信託を提供する。日本では約6000の投資信託が販売されているが、その中から「富裕層以外に積み立て投資をお勧めしたい」という理念を共有できる運用会社3社から、計4本の商品を選び、8月末から提供を始めた。

──丸井が強みとする若年層にはなじみが薄い分野です。