日清製粉グループ本社|製粉の市場成熟化に挑む 中食・総菜が国内で好調

製粉の技術を生かし、中食・総菜でも存在感が増してきた

日清製粉グループ本社は、2016年3月期以来、3年連続して最高純益を更新している。成長を牽引しているのは、「海外展開と中食・総菜の二つ」(毛利晃常務)だ。どちらも、積極的なM&A(合併・買収)をテコに事業規模を拡大してきた。

海外は、12年に米国9位(当時)の製粉会社・ミラーミリング社を買収し一気にアクセルを踏み込んだ。ミラーミリング社は、周辺の他社製粉工場を次々に買収。さらに自社工場の能力を増強し、全米4位の製粉会社に成長した。

12年3月期に4%だった海外売上高比率は、18年3月期には17%にまで上昇した。

一方、国内での成長を牽引しているのが、中食・総菜だ。日清製粉グループ本社の小麦粉事業は、国内シェア約4割とガリバー状態。それだけに、市場成熟化に対する危機感は強く、1970年にペットフード会社、72年に製粉で培った食品加工技術を生かすエンジニアリング会社を設立。早い段階から多角化を進めてきた。

コンビニ向けの弁当や総菜が国内を牽引