スマートフォンには1000個以上の積層セラミックコンデンサーが使用されている

「もうマネーゲーム。製品価格が通常の10倍にハネ上がるケースもある」。ある電機メーカーの調達担当者はそう嘆く。

その製品とはコンデンサー。電圧を安定させるなど、電子回路には欠かせない部品だ。中でも積層セラミックコンデンサー(MLCC)はスマートフォンから通信基地局まで広く使われており、市場規模は1兆円に上る。主要メーカーは世界シェア4割を握る村田製作所を筆頭に、韓国サムスングループのセムコや台湾のヤゲオ、日本企業では太陽誘電やTDKがある。

そんなMLCCの需要が2016年度の下期から増大している。とりわけ、自動車などで多く使われる大型品は、車載カメラなど先進運転支援システムの普及に伴い搭載点数が増加。産業機器やデータセンター向けの需要も高まっている。

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