土壌汚染問題も解決されていないが、小池百合子都知事は「地上は法的・科学的に安全」と移転を決断(撮影:尾形文繁)

「もう築地ブランドには頼れない」(水産卸大手幹部)。「築地を去るのは寂しいし、不安だらけだ」(マグロ仲卸業者)。

10月6日、1935年の開場以来、日本の食を支えてきた築地市場が最終営業日を迎えた。11日に移転先の豊洲市場が開場する。

豊洲市場は築地市場の老朽化・狭隘化などの課題を克服し、高度な衛生管理を実現する中央卸売市場として東京都が約6000億円を投じて整備した。コールドチェーン(低温物流)に対応した閉鎖型構造で、敷地面積も築地の1.7倍(約40ヘクタール)に広がる。

だが、前途は極めて険しい。今のままでは赤字垂れ流しで、都民のお荷物施設になりかねない。