グーグル・クラウドCEO ダイアン・グリーン
Diane Greene●米アルファベット取締役を兼任。米VMウェア共同創業者としても知られる。(撮影:尾形文繁)

アマゾン、マイクロソフト、グーグル。米ITの巨人たちが、法人向けクラウド事業で激しくシェアを争っている。

米グーグルは10億人以上が使う八つの消費者向けサービスを抱え、データセンターなどのインフラ規模は世界随一。だが法人開拓が遅れ、世界シェアは約8%(調査会社カナリス調べ)。先行2社との差は大きい。

今後の突破口は何か。9月中旬に来日したクラウド部門のダイアン・グリーンCEOを直撃した。

──部門トップに就いて約3年。クラウド市場はどう変わりましたか。

3年前、クラウドは自社サーバーの容量を補ったり、コストを削減したりするためのものだった。だが、今ではあらゆるサービスがクラウドで提供されている。セキュリティに関しても、今ではクラウド上のほうが(自社サーバーより)堅固だという認識が広がった。

法人顧客を開拓するために組織体制も整備した。クラウドの導入は、業界ごとに手法が異なるため、業界動向に精通した営業部隊とエンジニア部隊を統合。顧客と直接かかわるエンジニアの数は、今や営業担当者よりも多い。3年前は大口顧客がいなかったが、昨年初めて四半期の部門売上高が10億ドルを超えるまでになった。

ユニクロと提携