「経済状態は、よくはなっていないが悪くもなっていない。ただし、モノはずいぶん増えた」

9月、中国に来た北朝鮮ビジネスパーソンはこう話した。1月下旬と8月上旬に記者が見た北朝鮮の首都・平壌の変化も、ほぼ同じようなものだ。

経済制裁の影響はあるはずだが、平壌の様子を見ているかぎり、それを感じることはほとんどない。市内を行き交う車は1月よりも増え、渋滞もしばしば発生している。バスなど公共交通の運行も増えた。

商業施設に行けば、買い物客でにぎわっている。食品や日用品を中心に、北朝鮮産の製品が増えた。外国の製品も置かれている。物価はさほど上がっていないようだ。

別の商店に行ってみると、日本製品が簡単に入手できる。日本製の医薬品や加工食品が、普通に置かれていて購入できる。中国や東南アジアなど第三国経由で入った製品なら、卸業者名などを記したシールが張ってあるものだが、それは張られていなかった。

平壌市内の商店に並ぶ日本の医薬品
平壌市内の商店にある日本のインスタントラーメン