金融庁が「リレーションシップバンキング(地域密着型金融)」の強化を掲げる中、限られた営業エリアで活動する協働組織である信用金庫の取り組みが、再注目されている。

稚内信金|「24時間地域に根差してこその地域金融機関だ」

稚内市の本店

地域に根差した取引で知られるのが、北海道の北端に位置する稚内信用金庫だ。稚内市内に本店を置き、北海道北部を中心に旭川市、札幌市にも支店を構える。

この地域の主力産業は、オホーツク海の天然漁場を主とした漁業だ。とりわけホタテ漁が盛んな稚内市東隣の猿払村は、全国の市町村の所得ランキングで東京・港区や千代田区に次ぐ3位に入る(2017年)。稚内信金にとってホタテの加工・販売企業は重要な融資先だ。