多くの人がSF映画などで夢見てきた“空飛ぶクルマ”が現実味を帯びてきた。2年後に迫った東京五輪の開会式。ハイライトとなる聖火台への点灯を目標に、空飛ぶクルマ「スカイドライブ」の開発を急いでいるのが、有志団体「カーティベーター」(CART!VATOR)だ。

東京五輪の開会式でスカイドライブが飛んでいるイメージ

参加するのは約100人の企業人。勤務先は自動車や航空、建設、広告などの大手企業からベンチャーまで多彩。ほとんどの人が業務外のボランティアとして活動し、集まれる平日夜や土日を利用して研究や開発に力を注いでいる。平均年齢は35歳程度と若手中心だ。

スカイドライブはドローンを大きくしたような形で2人乗り。機体の飛行時の幅は3.1メートル、全長は3.6メートル。4隅に2組ずつのプロペラがあり、滑走路なしで垂直離着陸できる。高さ50メートルまで上昇し、最高時速100キロメートルで飛行できる性能が目標だ。前に二つ、後ろに一つの計3輪のタイヤを使って陸上走行も可能。空路と陸路で目的地へ素早く行ける未来のモビリティ(移動体)を目指す。

現在は、人の代わりに重りを載せて、無人での飛行試験を繰り返す。2019年春をメドに有人飛行試験を成功させ、20年の五輪に間に合わせたい考えだ。さらに23年に市販化し、27年に先進国、30年に新興国での量産を開始することも視野に入れている。

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