筆者は今年7〜8月、飛行機の操縦免許取得のため、アラスカに2週間滞在した

今年に入ってから、飛行機の操縦を習い始めた。日本では珍しいかもしれないが、米国では変わった趣味でもない。第2次世界大戦時にパイロットをしていた米国人が終戦後、飛行機を趣味として飛ばすようになったのだ。

戦後まもなく生まれたベビーブーム世代も飛行機にあこがれて育った。義父もその一人だ。飛行機の操縦ができる義父の影響で、義理の弟は大学在学中に、夫は約6年前にそれぞれ操縦士免許を取得した。周囲の勧めもあり、私もついに免許取得を決断した。

サンフランシスコのベイエリアで少しばかりの訓練を受けた後、アラスカ州パーマーにあるスクールが開催する2週間の特訓コースに申し込んだ。アラスカは空が広々としていて、初心者でも飛行機を操縦しやすい環境だろうと想像していたが、飛ぶのは思いのほか難しかった。飛行機や水上飛行機が自動車のように使われていて、ほとんど誰もが操縦するため、空が混雑するからだ。特訓コースの教官は「無線を切っているパイロットは多いし、無免許飛行も多い」と初日に私に注意を促した。

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特訓の休憩時間は、スクールのオーナーや飛行場に立ち寄った地元の人々と話をするいい機会になった。地元の住民は「アラスカは米国とは違う」とまるで異なる国であるかのように語った。