さかい・たつふみ●1959年生まれ。84年東京大法学部卒業後、日本興業銀行入社。みずほ銀行国際ユニット長、みずほ証券社長などを経て2018年4月から現職。(撮影:今井康一)

経営資源の再配分に課題 役職員の意識改革が必要

デフレマインドが続く経済環境下、マイナス金利政策のように銀行にとって厳しい事業環境が続いてきた。それに適応できているかが非常に重要だ。2017年度は一過性要因もあり、たいへん厳しい業績となったが、勝負は時の運みたいなところもある。私はあまり気にしていない。

ただ、構造的な問題にしっかり向き合い、手を打てているかというと、そこは弱いと言わざるをえない。経営資源を再配分するコントロール能力はまだ課題が多い。

有人店舗のカウンターへの来店客数は過去10年で3割減った。数十年に一度の大きなパラダイムチェンジが起きている。顧客から見てコスト競争力のあるサービスを提供し、新しい顧客ニーズに対応できるような組織体になっているかというと、まだできていない。

──他行ではATM(現金自動出入機)を削減する動きもあります。