オリンパスが中国に設置した医師向けのトレーニングセンター

都内の大学に通うある中国人留学生はインスリンが正常に分泌されないⅠ型糖尿病を幼少期に発症した。インスリン注射が毎日必要だったが、両親は中国製の注射器を信頼できず、使わせなかったという。

2017年の中国の医療機器市場は213.5億ドル(約2兆4000億円、英BMIリサーチ)。右肩上がりの成長を続けているが、中国企業にとっては信頼性が高い壁となっている。

日本の2位メーカー・テルモで中国事業を担当する柴﨑崇紀(たかのり)上席執行役員は、「消耗品は中国ブランド、高度医療機器は外国ブランドという使い分けが、中国人医師の間で習慣になっている」と語る。