2013年に発表された「ファントム」は早くも第4世代に突入した

「将来、万能」──。ドローン最大手・DJI(本社・深圳)の公式サイトには、こんな強気なフレーズが躍る。

近年のドローン業界はDJIと仏パロット、米3Dロボティクスが3強とされてきた。しかし、世界シェア約7割と推計される空の王者・DJIに圧倒され、欧米2社はリストラや事業方針の見直しに追い込まれた。日本勢の存在感は、残念なことに皆無と言わざるをえない。

そもそもDJIのドローンは何が優れているのか。関係者は口をそろえて「飛行の安定性」を挙げる。ドローンは墜落に限らず、わずかな飛行位置の誤差で何かに衝突しても大事故になりかねない。これを防ぐのが「フライトコントローラー(フラコン)」という、飛行姿勢を制御する基幹装置だ。