建設中の福建省・福清5号機は“自主開発”した第3世代炉「華龍1号」(ZUMA Press/amanaimages)

今年6月末、中国で2基の原子力発電所が相次いで運転を開始した。広東省・台山1号機は仏アレバ(現フラマトム)製欧州加圧水型炉(EPR)、浙江省・三門1号機は米ウエスチングハウス(WH)製AP1000で、共に最先端と位置づけられる第3世代炉で世界初の運転開始となった。

EPRは欧州、AP1000は米国でも建設されているが、大幅な工期遅れと建設費用超過に見舞われた。建設していたアレバは解体され、東芝子会社だったWHは経営破綻している。

中国初の商業炉の運転開始は1994年。日本から四半世紀遅れのスタートだったが、直近の運転基数では43基と、日本の42基と肩を並べた(IAEA基準)。日本が大半の原発を停止していることを考えると、原発の発電規模では完全に追い抜かれている。