(xiaosan / PIXTA)

米中貿易戦争の長期化が予測される中、8月20日に上海総合指数が2016年1月以来の安値水準を記録するなど、中国で急速な株安と元安が進んでいる。

こうした動きは15年夏から16年頭にかけての「チャイナショック」の再来を予想させ、中国経済悲観論をあおる気の早い記事もちらほら出てきている。しかし、短期的な動きに気を取られ、問題の本質を見失わないように心掛けたい。

現在の急激な元安は、中国経済の減速が引き起こしたものというより、FRB(米国連邦準備制度理事会)が好況を背景に政策金利の引き上げを続け、米中の金利差が急速に拡大したことに起因する。