中国の新興EVメーカー・NIOは高級SUVが強み

2017年に2888万台の新車が販売され、9年連続で世界首位となった中国市場。2位の米国(1723万台)、3位の日本(523万台)を大きく引き離す。ただ、自動車メーカーの生産台数・技術力で見ると、日米欧が現在主流のエンジン車では圧倒的。中国政府は電気自動車(EV)などの新エネルギー車(NEV)を育成し、自動車産業のゲームチェンジを図ろうとしている。

17年に公表された中国政府の「自動車産業中長期発展計画」は、25年に「自動車強国」となるため、NEVで世界トップ10に入る企業を数社育成する目標を掲げる。

その実現に向けて政府は、1台当たり100万円超の購入補助金やナンバープレートの給付などあらゆる優遇策を講じてきた。そのかいもあり、17年の世界NEV販売のうち、5割近い77万台を中国が占める独壇場となっている。

中国で販売されるNEVの9割以上は地場のいわゆる「民族系」のメーカー製だ。ベンチャーも次々勃興。メーカーは数十社あるといわれ、まさに乱立状態。その中でも、中国のIT大手3社(百度、アリババ、テンセント)から出資を受ける企業は、資金調達力など成長の可能性で頭一つ抜けている。8月に米国ニューヨーク証券取引所に上場申請したNIO(上海蔚来汽車)もその一つだ。

プラスの視点 アクセスランキング バックナンバー一覧 TOP