内部調査報告を受けて記者会見する行岡哲男・常務理事(左)と宮澤啓介・学長職務代理(撮影:今 祥雄)

最大49点、最小でも10点──。東京医科大学の2018年春入試では、400点満点の1次試験で6人の受験生に不正な加点をしていた(前年度は14人に対し8〜45点の加点)。

東京医大はこれまで「2次試験の小論文が人並みであっても合格させるには、1次でこのくらいの加点が必要」と逆算して得点を調整していたことがわかっている。それでも足りず、2次で1次同様の不正加点をした年度もあった。1次での不正加点が6人と少なかった18年春は、見込みどおりだったので2次での追加加点の必要はなかった。が、1次で14人に不正加点した前年度は見込みどおりにならず、2次でも不正に加点した。

これらの恣意的な不正加点だけではない。臼井正彦前理事長の指示で、2次試験で現役生や男子が自動的に一律で有利になるよう、得点を管理するシステムに大学職員が不正アクセスし、プログラムを書き換えていた。

たとえば小論文が100点満点の場合、すべての受験生の点数に0.8を掛ける。これを素点とし、現役〜2浪の男子受験生には20点のげたを履かせていた。3浪の男子のげたは10点。女子や4浪以上の男子は加点なしだ。