他の職業に比べ高収入の医師だが、細かく見れば違いが目立つ(イラスト:平戸三平)

環境変化にさらされる医師の世界だが、志願者が増える一因には、経済的な安定性の魅力もあろう。将来どうなるかは不透明だが、足元の職業別平均年収ランキングでは、医師は1240万円とパイロットに次ぐ2位(厚生労働省「2016年賃金構造基本統計調査」)。パートタイムでも時給1万円以上はざらで、“稼げる職業”であることは間違いない。

ただ、医師といってもさまざま。細かく見れば収入に違いがある“格差社会”でもある。まずは診療科別の開業医から年収の違いを見てみよう。

厚労省の調査報告によると、いちばん儲かるのは眼科で平均3752万円。1860万円の産婦人科の約2倍に達する。眼科は設備投資をそれほど必要とせず、白内障など手術も多く手掛けられる。一方で産婦人科は分娩(ぶんべん)に伴う設備やスタッフのコストがかかりやすいことが背景にある。

地方の病院ほど高収入