(撮影:田所千代美)

靖国神社の懐事情が厳しさを増している。

機関誌『靖国』に毎年掲載される決算報告によると、収入の屋台骨である「会費」の減少が止まらない。

普通の神社とは違って靖国神社には氏子がいない。代わりに神社の運営は、戦没者遺族などで構成される1口3000円からの会員組織(崇敬奉賛会)に支えられてきた。

その崇敬奉賛会の2017年度会員数は、10年前に比べて11%減った。10年前は約2億円あった会費収入も1.5億円に落ち込んだ。神社奉賛金(靖国神社への寄付金)も減少してきた。

原因はやはり戦争世代(遺族・戦友)の退会だ。機関誌に「(死亡による)退会のご連絡をいただくたびに、ご家族に引き継ぎをお願いしているが、なかなかに難しい状況である」と、つづられたこともある。