2017年春から構造改革を進めてきたヤマト運輸。運賃の値上げや集配体制の再建はどの程度進んだのか。小菅泰治常務執行役員に聞いた。

こすげ・やすはる●1985年ヤマト運輸入社。2011年法人営業部長。13年からヤマトHDで経営戦略の要職を兼務。16年から現職(撮影:今井康一)

──運賃交渉と総量抑制の進捗は。

運賃、荷物量ともにほぼ計画どおりに進捗している。(値上げや総量抑制については)すでに多くの顧客に理解をいただけたと思う。われわれとしては、サービスの質をしっかり上げていく責任がさらに増している。

運賃は燃料費の上昇などもあり変動していくが、当初の計画からすると、(値上げは)ほぼ一巡している。

──事実上の契約打ち切りととらえた荷主もいます。荷主からの不満や怒りの声は届いていませんか。

そのような声はほとんど入っていない。運賃が異常に高くなって荷主が離れたという認識は持っていない。個々の顧客との取引の中で、最低限この料金はいただかないと契約が継続できないという料金を荷主には提示した。

われわれの代わりは少ない