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携帯電話3社の戦い方 次世代通信5Gで変わる

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大容量の通信が可能になる5G。安さやイメージだけでなく、サービス内容が重要な時代に突入する。

次世代通信規格・5Gが国内で商用化されるまで、あと約2年。5G時代になると、3大キャリア(携帯通信事業者)のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの競争のあり方は、今とは徐々に変わってくると予想される。

「3Gは音声、4Gはデータが通信用途の中心だった。しかし5Gになると多様なサービスが通信用途の中心になる。料金も通信料だけの徴収はせずに、(主となる)サービス料金の一部に含めることが考えられる」。ソフトバンク先端技術開発本部長の湧川隆次氏は、5G時代の通信についてそう語る。

「超高速」「大容量」「低遅延」が5Gの特長だ。現在主流の通信規格4G(LTE)より約100倍速く、約1000倍容量が多く、遅延が少ない。これにより、建設機械の遠隔操作など、法人向けの通信需要も拡充されそうだ。個人向けサービスがどう変わるか、現段階で明確なものはない。しかし、キャリア各社は個人向けの分野でも着々と布石を打つ。

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KDDI(au)は、動画配信で世界大手の米ネットフリックスと提携した。ネットフリックスの動画配信とauの動画配信「ビデオパス」を月間通信容量25ギガバイトのプランと組み合わせたサービスを、月額税別7000~8500円で8月下旬以降に売り出す。従来の20ギガバイトのプランに1000円上乗せすることで、5ギガバイトと二つの動画サービスを追加できる。

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