(撮影:今井康一)

学校の雰囲気はまさに自由。授業が終わるとホームルームもなく、生活指導のようなものを受けた記憶もない。校則もなかった。勉強以外は野放しだった。在学中には、それまでの詰め襟制服がなくなり、丸坊主でなくてもよくなった。

放任主義でもあったが、生徒に対する先生の信頼があったのではと思う。「やんちゃはするだろうが、一線を越えることはないだろう」と。あるとき、授業をサボって友人たちと喫茶店に行った。楽しく話している途中、後ろの席に化学の先生がいることに気がついた。先生は僕らがいることに気がついているが、知らんぷり。「そういうこともあるやろ」という懐の深さを感じた。すごい学校やなと思った。

プラスの視点 アクセスランキング バックナンバー一覧 TOP