東北の中心都市、宮城県仙台市の北西部に位置するのが泉区である。区内の北西に標高1175メートルの泉ヶ岳を擁することから「泉」の名称があり、1988年3月に仙台市と合併するまでは、泉市と呼ばれていた。人口は21万3000人を数える。

区の中央部には七北田川が西から東に流れ、60年代ごろまでは水田の多い農村だった。ところが仙台市の人口増加とともに、同区ではサラリーマンのベッドタウンとして住宅開発が行われた。

泉区の将監地区では、宮城県の住宅供給公社が団地型住宅を供給。その隣の高森地区や寺岡地区では、三菱地所が戸建て住宅を中心とするニュータウン「泉パークタウン」を手掛け、75年から分譲を開始。現在も開発が続いている。区内にはほかにも多くのニュータウンが存在し、区全体がニュータウンであるかのような印象を受ける。

仙台市中心部へのアクセスは、仙台市営地下鉄南北線かバスまたは車となる。区内の交通の中心は、92年に南北線が八乙女駅から延伸されて新設された泉中央駅だ。

泉中央駅には区内を行き来する多くのバスが集結するバスターミナルがある。駅周辺には中小のオフィスビルや商業施設、最近では高層マンションも建設され、街の中心地としてにぎわっている。