広島県|藩校に起源を持つ修道 奉仕を実践する広島学院

広島で私立の名門といえば、修道高校と広島学院高校である。両校とも中高一貫の私立男子校だ。

修道は1725年に開設された広島藩の藩校・講学所を起源とする。多くの藩校が明治に官立中学、戦後は公立高校となっていった中では異色の存在である。

建学の精神は「道を修めた有為な人材の育成」だが、田原俊典校長は、それは今でいうリーダー育成だとして次の点を強調する。

「リーダーになる人間には失敗もたくさん必要。教員は失敗と挫折を繰り返させながら、生徒が育っていくのを待ち、強固で柔軟な精神力を培っていく」

修道には細かい校則はなく「責任ある自由」「自治向上の精神」という言葉が示すように、生徒が自主性、自律できる力を養えるよう指導する。要はおおらかでのびのびとした校風。「なぜ子どもたちはあんなに楽しそうに学校に通うのか、と不思議がる親御さんもいる」(田原校長)。

卒業後もOB同士が世代を超えて活発に交流し、特に広島県内の政財官界に強力なネットワークが形成されている。