私立大学支援事業をめぐって文部科学省の現役局長が逮捕された事件は、医学部人気の根強さをあらためて印象づけた。逮捕された局長は東京医科大から息子の裏口入学を持ちかけられ、それに応じたとされる。テレビニュースでは、医学部志望の受験生による怒りの声が多数紹介された。

かつて進学校の実力は東大ないし京大の合格者数が目安になっていた。現在は医学部の合格者数も併せて見ないと、評価が難しくなっている。特に地方では優秀な高校生が東大よりも地元大学の医学部を目指す傾向が強まっているからだ。これを受け、学費が安い国公立大医学部の難関化は顕著だ。

記事下表は2018年の医学部医学科の入試実績。国公立大医学科への合格者数で全国の高校をランキングしてある。トップ10のうち、開成高校を除けばすべてが東京以外の地域にある私立の中高一貫校だ。私立の中高一貫校では、国公立大+私立大の医学部の合格者数が、学年の半分を占めるところが多い。医学部に行くならば中高一貫校という流れが加速している。

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