中学入試の「女子御三家」といえば、雙葉(ふたば)、桜蔭(おういん)、女子学院。大手進学塾が毎年発表する偏差値や大学合格者数ランキングに変動があっても、この組み合わせは40年以上変わっていない。設立の背景も校風も違う学校が、なぜ長年にわたり御三家として認識され続けているのか。

その理由について、女子学院中学校・高等学校の鵜﨑創院長は、「どこの大学に何人合格した、といったことではなく、時代を経ても変わらない教育理念を持ち続けていることが、ある種の共通点として見られているのではないかと思います」と語る。

女子学院|制服がなく自由な校風 リベラルアーツを重視

女子学院は1870年に創立されたキリスト教(プロテスタント)主義の女子校で、毎朝授業開始前には、生徒・教職員全員参加の礼拝が行われる。2018年度入試の東大現役合格者数29人は、1学年の人数がほぼ等しい男子の進学校、駒場東邦をも上回る。

「JG(ジェージー)」の愛称で親しまれる同校は、制服も厳しい校則もない自由な校風で知られる。

「物おじせず自分の意見を言う生徒が多い印象があるようですが、もちろん中にはおとなしい生徒もいますよ。いろいろな個性があって、生徒たちはそれぞれの違いを認め合っています」(鵜﨑院長)