茨城県|東大合格者で土浦優勢 自主性尊重の水戸

徳川幕府御三家の城下町にある水戸第一高校、交通の要衝にある商都の土浦第一高校が茨城県を代表する進学校だ。水戸第一は今年開校140周年、土浦第一は121周年を迎える。

進学実績では、土浦第一がリード。2018年度入試での東大合格者数は、15人対6人と、土浦第一が水戸第一に対しダブルスコアをつけた。

「かつては東大の現役合格者数が20人を超え、30人に達したこともあった」と土浦第一の杉田幸雄校長は言う。筑波研究学園都市の開発とともに、研究者の子どもが土浦第一に入学したことで学力レベルが大きく上昇した。その結果、進学実績では、公立校として全国屈指の存在となった。

一方で、05年のつくばエクスプレス(TX)開通で東京へのアクセスが改善すると、優秀な生徒たちが都心の上位校に流出するケースも増えてきたようだ。

土浦第一は理系志望者が多く、1学年の半数以上が理系大学を希望する。医学部志望者も伝統的に多く、校内で独自に「医学部進学研究会」を運営してきた。これは、近隣の筑波大学の研究室や病院などの医療機関を訪問するなどして交流を深めるものだ。