ウーバーは兵庫県の淡路島で2019年3月まで実証実験を行う

「初めてウーバーで外国人を乗せて緊張したよ」。兵庫県の淡路島を走るタクシー運転手は、慣れないタブレットを横目に話す。米国のIT企業ウーバー・テクノロジーズは7月21日から島内のタクシー40台に配車システムを導入する実証実験を始めた。

乗用車に相乗りするライドシェアサービスを手掛ける同社は、2012年に日本へ進出。だが、「白タク行為」を禁じる道路運送法の規制や安全性に疑問を呈するタクシー業界の猛反発に阻まれる。やむなく都内でのハイヤー配車サービスや宅配サービス「ウーバーイーツ」で認知度を高め、事業拡大の機会をうかがってきた。

今回の実験は、人口減少が進む中、観光産業活性化を目指す淡路島の要望により実現。訪日外国人客など島を訪れる観光客の利便性を高めるのが狙いだ。「淡路島と同じモデルを、日本全国に広げていきたい」。ウーバーのアジア太平洋地域モビリティ担当、アミット・ジェイン氏は意気込む。