すぎもり・つとむ●1955年生まれ。一橋大学商学部卒。79年日本石油入社。主に販売部門に携わった。JXエネルギー社長を経て2018年6月から現職。(撮影:今井康一)

漸減する国内需要を注視 製油所統廃合の検討続く

全国のガソリンスタンド(SS)数は現在約3万と、ピーク比でほぼ半減した。東京都心部に限れば、7割も減った。SS数は私たちが決めることではないが、自社のSSも含め、これ以上減らしてはいけないと思っている。

今後も国内のガソリン需要は年1〜2%ずつ減少すると見ている。その中で大事なのは効率化。いま四つあるSSブランドを、今後「ENEOS」に統一する。セルフ型やコンビニ併設型、カーケア特化型など、立地に合わせて最適なSSにしていく。

JXTGの国内シェアは約5割。ブランド統一で全国のSSの二つに一つがENEOSになる。同じカードが使えるなど、顧客にとって利便性の向上につながる。今後、電気自動車になろうが、燃料電池車になろうが、エネルギー供給の役割を放棄するつもりはない。

──寡占化が進み、ガソリン価格が高止まりしているという指摘もあります。

末端価格の上昇は大半が原油価格の上昇によるものだ。価格が高くなれば、安い輸入ガソリンがドンドン入ってくる。元売りが過剰なマージンを取ることはできない。