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看取りに備える親子の会話 そのときが来てからでは遅い!

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親に聞くべき3つのこと

1. 意思表示ができなくなったとき、重要な決定を誰に任せたいか

2. 人生の最期で大切にしたいこと、してほしくないことは何か

3. 医療や介護を受けたい場所はどこか

親が元気な場合

イラスト:関 祐子

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親が元気なうちに、「もしもの時の話」をしておく(記事下の用語解説「アドバンス・ケア・プランニング、ACP」)。1つのきっかけは退職したときや介護保険の利用開始時。「両親の誕生日には毎年必ず話題になる」(40代男性)という家族もいる。国はACPの記念日の制定も検討中。話の内容は書き残せるとよいが、まずは本人の考えを家族で共有することが重要だ。

もしもの話をする「ACP」の普及へ、自治体が独自に啓発冊子を作成。(左)和歌山県、(中・右)宮崎市
イラスト:関 祐子

両親のうちどちらかが亡くなった後、一周忌のときやしばらく経った頃に話をしてみる。母に「父さんと最後にドライブに行けてよかったね」と思い出話をしながら、もしもの話をする。「最期は誰といたいか」「孫の顔を見ておきたい」「自宅でゆっくり過ごせたら」などが話せるとよい。近隣の人の葬儀や有名人の訃報、先祖を供養するお盆も話題にするきっかけになる。

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