すずき・こういち●インターネットイニシアティブ(IIJ)会長兼CEO。1992年に前身企業を創業、日本初の商用ネット接続サービスを立ち上げた。2013年6月から現職。(撮影:梅谷秀司)

米国のシリコンバレーでも突出した天才エンジニアは、月曜日に会社に来てから金曜日まで家に帰らない人が多い。この分野では、それくらいやらないと世界では勝ち残れない。

日本企業の長時間労働が批判にさらされているが、競争心のある人、何かを成し遂げたいという人がハードワークできる社会であることも、日本の将来のためには必要だ。

私が子どもの頃、日本でも生存競争は結構厳しかった。最低限のことをやらないと大学に行くことすらできなかった。でも今では、徒競走すらやらないような国になってしまっていないか。それと、世界を見渡せば “癒着”というほど産学官が密接に連携しながらIT産業を発展させている。そうやって一体化して育てている国に、日本はITの分野でどうやって勝つというのか。