「高級ホテルが足りない」。九州最大の都市である福岡市が大きな課題に直面している。

2019年に日本で初めて開催されるG20(主要20カ国・地域)首脳会議の誘致を目指していたが、今年2月に落選した。G20首脳会議の開催都市となれば、世界的な知名度が飛躍的に上がり、街の活気につながると期待されていただけに、福岡市に与えた衝撃は大きかった。

落選の理由は、各国首脳や随行団などVIPへの対応ができる高級ホテルの客室数不足だったといわれている。開催地には首脳陣を受け入れ可能なホテルが十分にある大阪市が選ばれた。

高級ホテルの不足はこれまでも福岡市にとって大きな課題であり、現状、ラグジュアリーホテルは「グランドハイアット福岡」くらいしかない。

「グランドハイアット福岡」は開業20周年の2016年と17年に全室改装した

今後2年で33棟供給 ホテル用地の需給逼迫

同市はMICE(国際会議)の誘致に力を入れており、京都市や神戸市を抜き、政令指定都市の中で開催件数が最も多い。それも8年連続のトップだ。今後も誘致を続けていく福岡市としては、高級ホテルの拡充は不可欠だ。