3万4000平方メートルの敷地に建てられた「Station F」。3000人の収容が可能だ(代表撮影/AP/アフロ)

2017年6月、フランスのパリ13区にベンチャー企業の巨大な支援施設、「Station F(スタシオンエフ)」がお目見えした。東京ドーム0.7個分の広大な敷地にあった貨物列車の駅舎に改修が施され、IT系を中心とする多くのスタートアップ企業や投資家が集結する一大拠点に生まれ変わった。

同施設を立ち上げたのは、フランスで十指に入る資産家として知られるグザビエ・ニエル氏。約2.5億ユーロの私財を投じたという。

ニエル氏は「フランスの孫正義」とも称される人物だ。通信会社イリアッドの創業者で、インターネットプロバイダの子会社「フリー」を通じ、ネット、テレビ、電話の格安パッケージサービスに対応したセットトップボックス「フリーボックス」を02年に投入したのが大当たり。ブロードバンドを含む仏通信市場の主役の座へ一気に駆け上がった。

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