トランプ政権のサンダース大統領報道官。バージニア州のレストランで退出を求められる騒ぎに(ロイター/アフロ)

米国の党派対立が市民の暮らしの場に広がってきた。

トランプ政権のサンダース大統領報道官が6月22日、バージニア州のレストランで店主から退出を求められる騒ぎがあった。19日には、ニールセン国土安全保障長官が、レストランでの食事中に市民から抗議を受けており、政権関係者が公衆の面前で市民に批判される事例が、相次いで報告された。

首都ワシントンでは、トランプ政権関係者が肩身の狭い思いをしている。今までの政権交代であれば、新政権の樹立に伴ってワシントンにやってきた若いスタッフが威勢よく街を闊歩したが、トランプ政権のスタッフは、日常生活で自身の所属を隠しがちだという。政治ニュースサイトのポリティコによれば、彼らは反トランプ感情を持つ人からのトラブルに巻き込まれないよう、ワシントン中心部を避けて住居を構え、政権関係者で固まって住む傾向があるようだ。

何しろトランプ政権関係者だとわかれば、デート相手も見つからない。政権内のカップルを頼りに、ダブルデートに励む日々だという。

政治家からは、日常生活における党派対立をあおる声すら聞こえる。民主党の現職下院議員は支持者に対して次のように述べている。「レストランや百貨店、ガソリンスタンドでトランプ政権の閣僚と出会ったら、(トランプ反対派の)仲間を集めましょう。そして抗議するのです。どこに行っても歓迎されないと」。

意識調査の結果から、市民の分断が読み取れる