右から2番目が朝日メディアラボベンチャーズの海外担当・野澤氏、同3番目が国内担当の山田氏(撮影:今井康一)

事業会社のベンチャー投資ブームは、新聞業界にも及んでいる。

最も先を行くのが朝日新聞社。2014年に朝日本体がベンチャー企業投資を開始し、17年7月にはテレビ朝日ホールディングスや名古屋テレビ・ベンチャーズなど朝日グループから出資を募り、ファンド形式で投資を始めた。

投資を担う朝日新聞の子会社・朝日メディアラボベンチャーズの海外投資担当マネージングディレクター、野澤博氏は「世代別に見ると、新聞の読者人口はこれからどう見ても増えていかない。外の圧力で新聞や出版などのメディアが大きくディスラプト(崩壊)する中、われわれも変わっていかないといけない。それを先取りした動き」と話す。

30億円を目標にしていたファンド規模は現在二十数億円になる。投資分野は、インターネット、テクノロジー、メディア関連企業、新しいライフスタイルを創出する企業で、「朝日グループとのシナジーがない(分野への)投資も行う」としている。すでにスポーツエンターテインメントアプリ運営の「ookami」など国内7社、海外4社に出資。朝日本体もスマートフォンアプリ分析の「フラー」など国内15社、海外5社の投資実績がある。

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