かしたに・いちろう●1959年生まれ。83年同志社大学卒、豊田通商入社。アフリカ現地での要職などを経て、2011年執行役員、17年専務執行役員に就任。18年4月から現職。(撮影:梅谷秀司)

トヨタ自動車は今、グループの総力を挙げて戦っていこうとしている。その考えに共鳴し、しっかりと貢献していきたい。

今年1月には、当社の執行役員が転籍してトヨタのアフリカ本部長に就いた。また、アフリカ市場でのトヨタ車の営業業務も、当社への移管検討で合意した。豊田通商が強みを持つアフリカで、しっかりと責任を果たしていきたい。

先兵役として情報収集 原材料確保の役目も担う

──昨年出資した東南アジアのライドシェア最大手・グラブには、今年6月にトヨタも1100億円の出資を決めました。

トヨタグループの先兵役を担わせてもらった。それ自体が重要な役割だと認識しているし、それでいいと思っている。トヨタはメーカーとして、しっかりやっていくタイミングになれば、ケタ違いの投資に踏み切る。どういうところにチャンスがあるのか、先に出ていって、いろんな情報を収集して、トヨタグループに還元していく役目がわれわれに求められている。

──グラブへの出資は、次世代技術に投資する社内ファンドの第1号案件となりました。