(kelly marken / PIXTA)

株式投資の世界では、給与所得者には一生かかっても稼げないような巨額の利益を上げている投資家が存在する。

インデックス型ETF(上場投資信託)などと比べると、個別株投資のリスクは確かに高い。ただ成功すれば余りある見返りが得られる。

「余裕資金の範囲内」を前提に、定年後を見据えた長期投資を個別株で行う場合、どのような基準で銘柄を選べばいいのだろうか。

長期投資で手をつけやすそうに見えるのは大企業株であろう。だが、東京電力ホールディングスや東芝などの例からわかるように、大企業というだけで安泰なわけではない。

投資という点では、大企業投資はハンデを背負っている。まず多くのアナリストが分析しているので、好材料はすぐに株価に織り込まれてしまう点がある。

また時価総額が大きいので、株価を押し上げるには巨額の投資資金が必要だ。さらにその企業が手掛けている事業の市場シェアがすでに高ければ、市場が急拡大しないかぎり成長余地は小さい。

一方の中小企業はまさに玉石混淆だ。事業基盤や財務状況が脆弱なうちはリスクが高いが、成長して大企業になる“大化け銘柄”が飛び出すこともある。