かわむら・けんいち●1959年生まれ。横国大経済卒、82年横浜銀行入行。リスク統括部長、経営企画部担当常務を経て、2016年6月横浜銀行頭取に就任。18年6月から現職。(撮影:今井康一)

現時点で傘下行合併はない 他行と提携する可能性も

(ほかの地方銀行との)アライアンスはあるかもしれない。情報交換などのやり取りの中で、ダイナミックな再編の話が出ることもあるだろう。ただ、関東(の地銀連携の形)は当社のような大小連携型、各地のナンバーワン同士が組む「めぶき」型(常陽銀行と足利銀行)、統合はしない「千葉=武蔵野銀行」型、合併に踏み切った「きらぼし」型(東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京)と四者四様。それぞれのやり方の延長線上に何があるかは、いろいろ接点を持ちながら、感じ(提携の実態)を知っておかないとダメだろうな、と思っている。

──グループ発足から2年が経過しました。満足できるシナジーは出ていますか。

共同店舗や事務共通化を進め、金額的には予想を上回る効果が出た。本番は2019年1月のシステム統合だが、システムが一緒になれば、5月に金融庁が規制緩和したように、共同店舗にどちらの銀行が行員を出してもよいことになる。たとえば、鎌倉支店は1階が横浜銀行、2階が東日本銀行でそれぞれの行員を置いているが、システム統合後は横浜銀行の行員が東日本銀行の伝票処理をできるようになる。

──傘下の横浜銀行と東日本銀行の合併は今後ありえますか。