とやま・かずひこ●産業再生機構の業務執行最高責任者を経て、2007年に経営共創基盤CEO、16年からパナソニック社外取締役。(撮影:梅谷秀司)

半導体と電池のセットが次の「産業のコメ」となり、陰の主役となるのは確実だ。IoT(モノのインターネット)・AI(人工知能)・BD(ビッグデータ)革命が進むにつれて、いろいろな機器にコンピュータがくっつく。それらはすべて半導体であり、電力の供給源となる電池も伴う。

エネルギー革命(化石燃料から再生可能エネルギーへの軸足シフト)が同時並行で進んでいる。太陽光や風力など再生可能エネルギーは(電力供給が一定しない)「暴れる電源」なので蓄電がカギ。どう蓄電するかが再生エネルギーに向かっていくうえで重要となる。この点でも電池の存在感は大きくなる。

ゴールドラッシュと構図は変わらない

米国のゴールドラッシュの時代、一獲千金を夢見て多くの人々がカリフォルニアに殺到した。だが最も確実に、かつ大きく儲け、現在も続いている米国企業はどこか。それは金鉱を掘る人にジーンズを提供したリーバイス、金融機能を提供したウェルズ・ファーゴ、金鉱従事者・物資・金を運んだ大陸横断鉄道。スタンフォード大学創始者の一人はセントラルパシフィック鉄道創業経営者だ。