私大出身(早稲田大学)で初の事務次官となった杉山晋輔氏。今年1月に駐米大使に就任(ロイター/アフロ)

かつて外務省はキャリア外交官の採用に当たって独自の試験を行っていた。2000年からはほかの中央官庁と同様に、国家公務員総合職試験の合格者から選抜している。

外務省に入省したキャリア組は2年目から在外研修として各国に語学留学に出される。その後に米国などの大学院で修士号を取得するコースが一般的だ。

どの言語を選ぶかについて、本人の希望は聞かれるが、それが反映されるとは限らない。「極めていいかげんに決まっている」(元人事課職員)という声もある。

しかし、学ぶ言語は外交官にとって大きな意味を持つ。これにより省内における戸籍ともいえる「スクール」が決まり、その後の出世コースやキャリアの到達点が左右されるからだ。