週刊東洋経済 2018年6/23号
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官僚に襲いかかる三重苦

没落する忖度エリートの悲哀

忖度という言葉がこれほど人口に膾炙(かいしゃ)した年はないだろう。国会に呼ばれ森友学園や加計学園の問題で苦しい答弁を行う幹部官僚の様子が幾度となくテレビに映し出された。今、霞が関の“官僚ムラ”を襲うのは、不人気、不遇、不祥事の三重苦だ。

人事院によると、今月末に合格者が発表されるキャリア試験(総合職)の応募者数は2万人を割り、約半世紀ぶりの少なさを記録した。かつてとは違い「東大を中心として優秀な層が官僚を志望しない」と、幹部ポストを歴任した官僚OBは指摘する。東大生の人気職種は民間のコンサルティング会社や商社など(→関連記事へ)。今や優秀な学生は就職活動をせずに起業する時代。官僚不人気に歯止めがかかりそうにない。

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