(撮影:梅谷秀司)

東京大学の文系学部で最も優秀な学生は、財務省はじめ中央官庁のキャリア官僚を目指す──。そうした「常識」はすでに過去のものといっていい。

東大の学部卒業者を対象にした調査では、公務員になる人(国家公務員や地方公務員などの総計)は全体の6.1%で、最大勢力の金融・保険に次ぐ比率だった。今でも相当数が公務員として就職している。

ただ人事院の発表によると、国家公務員総合職(旧国家公務員Ⅰ種)試験の大学別合格者数では、2017年度卒業者の中の東大出身者(学部卒者と大学院修了者の合計)は400人を割った。これは16年ぶりのことだ。