トヨタが約24%出資するデンソー。電動化や自動運転に必要な広範な技術を持ち合わせる(撮影:鈴木紳平)

トヨタ自動車がグループ再編を本格化している。電動化や自動運転など業界が100年に一度の変革期を迎える中、グループの英知を結集する構えだ。

トヨタとデンソーは6月1日、主要な電子部品事業をデンソーに集約する検討を始めたと発表した。2019年末をメドに、トヨタの広瀬工場(愛知県豊田市)の生産をデンソーに移管し、22年以降には量産開発機能も一本化する方針だ。

トヨタは広瀬工場でパワーコントロールユニット(PCU)を年約80万台生産している。一方のデンソーは安城製作所で電子部品を生産しており、両社で重複していた。広瀬工場で働く1600人については今後、デンソーへの出向なども協議する。

PCUは電力を変換するインバーターなどで構成され、モーター、バッテリーと並ぶ電動化の“三種の神器”の一つだ。トヨタは先行開発機能については今後も社内に残す方針だが、電気自動車(EV)の航続距離にもかかわるキー部品を内製から外注に実質切り替え、サプライヤーに移管するのは異例だ。

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