エイチ・ツー・オー リテイリング傘下の阪神百貨店は6月1日、梅田本店を新たに完成した隣接のビルに移転し、新装オープンした。

当日、まだ辺りが薄暗い朝6時過ぎ。開店4時間前にもかかわらず、店舗前には入館を待つ人が複数いた。大阪人は「新しいもの好き」「食にこだわる」といわれる。早朝から並ぶ人のお目当ては、新しい食品売り場だ。

関西初出店となる米国ニューヨーク発のハンバーガー店「シェイク シャック」を目当てに並んでいた30歳の女性は、「一番に食べたくて始発の電車で来たんです」と笑顔で話した。別の52歳の女性は、「マツコ(・デラックス)の番組で『(今回出店した)ペニーレインのパンがすごくおいしい』と紹介していたので、絶対に食べたいと思って」。 列に並ぶ人数はどんどん増え、10時の開店前には2500人もの行列に膨れ上がった。

阪神梅田本店
6月1日に第1期棟が先行開業。立ち食いコーナー「スナックパーク」が目玉の1つ
開店前には計2500人が並んだ

立ち食いコーナー復活 「食の阪神」を極める

阪神梅田本店は2021年秋のグランドオープンに向けて、2期に分けて大規模な建て替え・改装工事を進めている。今回はその第1期棟の先行開業。第1期棟は地下1階から9階までの10フロア、売り場面積2万7000平方メートルで構成され、初年度の売り上げ目標として420億円を計画する。

地元で「食の阪神」と呼ばれるように、同店は食品売り場の展開に定評がある。今回はさらに「(1階に)新しい阪神の顔をつくる」(梅田本店の松下直昭・販売促進部ゼネラルマネージャー)との意気込みで食品の充実を図った。

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